Home > アイルランドで山登り >
フィドルの神様の生誕地の最高峰に登る
[マイケル・コールマンの生誕地、キラヴィル村etc]
Truskmore Co. Sligo 647m - Birthplace of legendary fiddle player Michael Coleman
トラスクモア山はスライゴ県の最高峰です。
標高は647メートルで、頂上にはRTÉ(アイルランドの国営放送局)のテレビ塔が立っています。
テレビ塔の管理用道路が通っているので、道路の上を歩くだけなら簡単に頂上まで登れます。
スライゴ県の州都であるスライゴの町がこの山の最寄の町になります。
スライゴの町からトラスクモア山のふもとまで車で30分くらいだと思います。
この付近には台形の形が美しいスライゴを象徴する山「ベンブルベン(Benbulbin)*」や、W.B.イエーツの墓、グレンカー湖やグレンカーの滝など見所が多くあります。
*ベンバルベンとも
スライゴを象徴する山ベンブルベンに登った模様はこちらをごらんください。
∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞
∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞
登り方は色々だと思いますが、とりあえず頂上に行くことが目的であれば、テレビ塔の管理用の道路を使って登るのが最も簡単に登れる方法です。
テレビ塔へと続く道路の入り口。
通常は門が閉じられていますが、脇から入ることができます。
舗装された道路の上を歩いていけば頂上に着きますが、ショートカットして山の斜面を登っていくことも可能です。
これが頂上のテレビ塔。
これとは別にこの山の頂上を示す三角点があります。
トラスクモア山頂の三角点
ここまでの道のり。
歩き始めからここまで残りは2.61km。所要時間は47分でした。
頂上からの眺め。
スライゴの最高峰に登った後は、同じくスライゴにあるアイルランド音楽界最高峰のフィドル奏者の生誕地を訪ねます。
アイルランド音楽界最高峰のフィドル奏者と言えば、
やはりマイケル・コールマンではないでしょうか。
マイケル・コールマンはアイリッシュフィドルを語る上で欠かすことの出来ない奏者の一人です。
彼の生誕地のキラヴィル村(Killavil)には彼の功績を称える碑と、生家のレプリカが建てられています。
マイケル・コールマンの生誕地には彼の功績を称えた碑が建てられています。
マイケル・コールマンの碑の向かい側にはマイケル・コールマンの生家のレプリカが建てられています。
何か御利益があるかもと思い、マイケル・コールマンの生誕地で自分のフィドルを撮ってみました。
∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞
マイケル・コールマンの生誕地キラヴィル村の中心地に行ってみました。
この辺りはマイケル・コールマン以外にも有名な演奏家を多数輩出しています。
キラヴィル村のメインストリートにはこの地域を代表する演奏家の一人であるフレッド・フィンのモニュメントがあります。
フレッド・フィンは有名なリール「フレッド・フィンズ(Fred Finn's)」を作曲した奏者です。
∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞
キラヴィル村のお隣のゴーティーン(Gurteen)には「コールマン・アイリッシュミュージック・センター」(Ceolaras Coleman - The Coleman Irish Music Centre)という施設があります。
ここではアイルランド音楽のコンサートやレッスンなどをやっています。
併設のお店ではCDや楽譜を買うことができます。
コールマン・アイリッシュミュージックセンター併設のお店。なかなかの品揃えでした。
∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞
ゴーティーンのお隣のバリーモート(Ballymote)にも足を伸ばしてみます。
バリーモートの図書館には古いフィドルが飾られています。
なんとこのフィドル、
フィドルの神様、マイケル・コールマンのフィドルだったのです。
拝んでおくとフィドルが上達するらしいです。
バリーモートからゴーティーンへ一つ裏の道で戻ると、途中でこんな名前の村を通ります。
∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞
Keashと書いて「ケッシュ」と読みます。
伝統音楽好きならピンとくる人も多いと思います。
そうあの「ケッシュジグ」のケッシュと同じ名前の村がスライゴにあるんです。
スペルがちょっと違うんですが、地図上だと
ケッシュジグのケッシュと同じ「Kesh」と綴られています。
どっちが正しい綴りなのか分かりませんが、「Keash」と綴っても「Kesh」と綴っても読み方は「ケッシュ」で変わらないようです。
ちなみに上の地図上に表示されている「Kesh Corann」はこのエリアを代表する洞窟で、山の斜面の中腹にあるのが特徴です。
ケッシュの洞窟群、地図上では「Kesh Corann」となっていますが、地元では「Keshcorran Caves」と呼んでいます。
いつかここも探検してみたいですね。
ちなみにケッシュといえば、
まんま曲と同じ綴りの町が北アイルランドのファーマナ州にあります。
北アイルランドのファーマナ州にあるケッシュ。
こちらはケッシュジグとまんま同じ綴りの名前の町です。
ケッシュの郵便局には「Greeting from Kesh」と書いてあるクリスマスカードがありました。
日本のアイルランド音楽好きに送ったら喜ばれそう!?
面白い名前の町といえば、アイルランド音楽のサマースクールで有名なスライゴのタバカリーという町の隣には「カレー」という名前の村があります。
∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞
アイルランド音楽のサマースクールで有名なタバカリー(Tubbercurry)のお隣には「カリー(Curry)」という名前の村があります。
カレーのカリー(Curry)と全く同じ綴りです。
カリーで食べるカレーは美味しいはず!?
これがカリーの中心部ですが、残念ながらカレーを売っているお店はなさそうです。